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検索データから見えた、地域ごとに異なる"そうめん"の嗜好

分析レポート 検索データ
こんにちは、DS.INSIGHTカスタマーサクセス担当の今村です。
連日の猛暑で、冷たいそうめんが恋しくなる季節です。私はいつも冷やしたつゆでいただきますが、近年はアレンジレシピが増え、地域によっては炒め料理として親しまれていることもあるようです。そこで今回は、Yahoo! JAPANの検索データをもとに人々の興味関心を分析できるツール「DS.INSIGHT」 を活用して、地域別にそうめんの食べ方や検索傾向を確認してみました。

そうめんを検索している人数や属性は?

「そうめん」と「ひやむぎ」の検索人数の画像
「そうめん」を検索した人の性別割合と年代別割合の画像
まずは、検索人数から見ていきましょう。2024年7月29日から2025年8月3日までの検索人数は 146,000人と、ひやむぎと比較して約10倍検索されています。属性を見ると、女性のほうが若干多く、幅広い年代から検索されており、世代を問わずそうめんに興味を持っていることがわかります。

「そうめん」の検索ボリューム推移の画像
過去5年間の検索推移を見てみると、毎年 7月にピークを迎え、調理方法やアレンジレシピ関連ワードが上位に並びます。

地域の検索分布を特徴度で見た日本地図の画像
地域の検索分布を特徴度(※)で見ても全国的に調べられている傾向があります。これらの傾向から、"そうめん=夏の国民食"という認識が高いのではないでしょうか。

都道府県ごとに食べられ方が違う?

全国で幅広い性年代の人が7月に調べる「そうめん」。
みんな同じようなことを調べているのでしょうか。ここからは、都道府県の特徴度(※)ランキングを見ていきましょう。

まずは北海道です。

「そうめん」と一緒に検索されたキーワード 北海道の特徴度ランキングの画像
なんと「冷たいそうめんレシピ」というキーワードが3位にランクインしています。そうめんは冷たいものだと思っている私にはこれは衝撃的な結果でした。10位以内に「温かい」というワードが3つもランクインするなど"あたたかい一品"として楽しむ検索ワードが目立ちます。寒冷地ならではの食文化が反映され、温かいメニューへの需要が顕著です。

次に東京都です。

「そうめん」と一緒に検索されたキーワード 東京都の特徴度ランキングの画像
東京都 では「流しそうめん 体験」「流しそうめん スポット」など、レジャー感覚でそうめんを楽しむキーワードが多数ランクイン。食事としてだけでなく、体験型コンテンツとしての需要が読み取れます。

最後に沖縄県を見てみましょう。

「そうめん」と一緒に検索されたキーワード 沖縄県の特徴度ランキングの画像
「そうめん汁」「そうめんチャンプル」といった郷土料理と結び付いた検索が上位を占めています。「冷やしそうめん」というのも九州地方や沖縄で食べられている料理のようです。

これら三地域の比較からは、気候・生活環境・文化行事が検索行動に大きく影響していることが読み取れます。同じ「そうめん」でも、温かい汁物、体験型レジャー、郷土料理と、多面的な楽しみ方が存在することがわかりました。

※特徴度とは、特定の属性(性年代、地域など)にとって「そのキーワードがどれくらい特徴的か」を表現したスコアです。地図の色が濃い地域が他の地域の人よりも検索する確率が高いということになります。

まとめ

いかがでしょうか?
このように検索ビッグデータを活用すると属性や一緒に検索されているキーワードのほか、地域別の生活習慣や文化の違いなど様々な検索傾向を読み取ることができます。
この記事を読んで、「データって面白いな」と思っていただくきっかけになれば幸いです。

今回使用した「DS.INSIGHT」は直感的な操作で、検索データや位置情報データを活用して調査することができます。様々なビジネスにもご活用いただけますので、気になる方は、ぜひお試しください。
※本記事の内容は公開日時点の情報です。
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