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導入事例:大正大学

導入事例

大正大学

データを基に意思決定できる人材教育をDS.INSIGHTがサポート

カスタマー分析データ教育教育・研究機関

大正大学は1926年に大乗仏教の精神を理念として設立され、複数の仏教宗派が連合して運営する大学です。3研究科6学部があり、学生数は4800名ほど。人文社会学系の学部が主体ですが、近年は地域構想研究所を設立し、地域創生学部を新設するなど、地域に貢献する人材の育成に力を入れています。
今回は魅力化推進部の高橋慈海様、地域創生学部地域創生学科専任講師の仲北浦淳基様と学生の方々にお話を伺いました。

左から高橋 慈海様、仲北浦 淳基様

データサイエンス教育の一環としてDS.INSIGHTを導入

- DS.INSIGHTを導入したきっかけを教えてください

高橋様:地域創生学部を設置した目的の一つに、「地方の活性化に貢献できる人材を育成したい」という思いがありました。また、大正大学はあと5年で100周年を迎えます。この100周年にむけて大学の新たな魅力を発信するべく取り組んでいることの一つがデータサイエンス教育の導入でした。その背景として、これからの社会では勘や経験だけではなく、エビデンスやデータを基に意思決定をしていくことを身に着けるべきだという考えがありました。
とはいえ、大正大学はそもそも人文学系の大学であり、データを取り扱うということ自体が少なく、苦手意識も強い中で、まずは実践的にやっていこうということで連携協定を結んでいるソフトバンク株式会社からDS.INSIGHTのお話をいただきました。
DS.INSIGHTであれば、学生たちが直感的にデータを活用し、そこから彼ら独自の発想が生まれ、地域活性に活かしてくれるのではないかという期待がありました。

各地方の課題を抽出する実習授業で学生が活用

- 授業の内容について教えてください

仲北浦様:地域創生学部には地域実習という、学生が地方に赴いてその地域の生活、仕事などの現実に触れるという授業があります。そういった機会に、ただ現地に行って調査するだけでなく、前段階として地域の情報に可能な限り触れておくことが大事だと考えていました。そこでDS.INSIGHTの活用を検討しましたが、コロナ禍において、いきなり地域創生学部の全学生に利用してもらうことは難しかったため、昨年度に関しては有志を募る形で実施しました。今年度からは「地域課題解決実践論」という、各学生の関心に合わせ様々な地域にスポットを当てて、その地域の課題を発見していこうという1年間を通じた授業を新たにつくりました。地域の課題解決につなげていけるようなことを指導しながら、学生と実践的な課題解決を身につけていくというような授業をしていく予定です。その中で積極的にDS.INSIGHTを活用しようとしています。

- 学生の皆様にDS.INSIGHTを使ってもらうために工夫したことはありますか?

仲北浦様:昨年度は対面での課外活動が難しかったため、動画教材を作成し、それをオンデマンド配信して使い方を学んでもらいました。

独自で作成されたオンデマンド教材

今年度については、まず、オンデマンド教材を見てもらいながら、学生間のディスカッションの中で習得してほしいと考えています。授業ではオープンデータや調査データももちろん使いますが、学生のテーマや関心に合わせてDS.INSIGHTのデータも選択肢の一つにできるようにしていきます。

新機能が次々追加され、すべてが直感的に使える

- DS.INSIGHTに魅力を感じた部分はどこですか

仲北浦様:DS.INSIGHTを使ってみてまず感じたのは、その直感的な操作性です。Peopleによる検索ワードから人々の興味関心をデータビジュアライズする部分もそうですが、さらにPlaceの人流データを掛け合わせて見られるところに感銘を受けました。例えば、駅周辺にきていた人たちが何を調べていたのか、地域の住民だけでなく来訪者が何を検索していたのか、など、人々の興味関心を地域と掛け合わせて見られることがとても強力だと思います。
もう一つは、新しい機能がどんどん追加されることです。それらも複雑ではなくて直感的に使えるようになっています。おかげで教える立場としてもスムーズに進められました。

授業風景

興味関心や人流を地域と掛け合わせて見られる

- 学生側として、実際に使われてみてどうでしたか

左から山下 友一朗様、仲北浦 淳基様、安地 志帆様

山下様:情報が世に出たことによって人々がどのように行動するのかといった研究に役立ちました。例えば、昨年、マスクやトイレットペーパーがなくなった時期があったと思いますが、これらの検索がいつから増えてきたのかを目に見えて把握することができました。この検索数を防災意識の高さに置き換えて調査し、研究発表を行いました。

研究発表資料
(被災時における地域住民の動きと防災と被災リスクへの関心の推移)

安地様:3年次の実習にて奄美大島の認知度調査の為、利用しました。Peopleの機能を使い、どれほどの人が奄美大島を検索しているのか、また奄美大島と一緒にどのようなキーワードを検索しているのか、関連したキーワードとしてどのような特産物が出てくるのかを調査しました。今後は、卒論で他の地域で認知度向上が成功した事例を調査する際に利用したいと考えております。

研究発表資料
(奄美市へ向けた広告形態の提案)

- DS.INSIGHTに関する今後の展望をお教えください

高橋様:今年の1年生からデータサイエンスの授業を全学必修で展開をしています。DS.INSIGHTについては現在のところ地域創生学部だけで扱っていますが、今後は他の学部や授業での利用など活用の幅を広げていきたいと考えています。

仲北浦様:DS.INSIGHTについては他にも関心を持っている教員がいるので、ぜひ使ってもらえるよう、積極的に研究に活かしていきたいと思っています。そして、学生の発表だけでなく、研究報告という形でも世の中に発信していきたいと考えています。

※本記事の内容は公開日時点の情報です。
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