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導入事例:株式会社千趣会

土地勘がない場所への出店に活用
お店の感覚とデータを掛け合わせ、ニーズに応える品ぞろえを実現!

エリア分析 ニーズ調査 小売
株式会社千趣会ベルメゾン事業本部マーケティング部石原啓介様の画像
  • 株式会社千趣会ベルメゾン事業本部マーケティング部
    石原啓介様
エリア分析 ニーズ調査 小売

導入企業様について

株式会社千趣会は、「ウーマンスマイルカンパニー」という企業ビジョンのもと「ベルメゾン」をはじめとした通信販売事業、法人向けのコンサルティングサービス、保険事業、保育・学童事業など、顧客のさまざまなライフステージに寄り添った事業を展開されています。
今回は、ベルメゾン事業本部マーケティング部の石原啓介様にお話を伺いました。

通販にとどまらずアウトレット価格のポップアップストアも展開

- 担当されている業務について教えてください。

石原様:
ベルメゾンに関わる部署に所属し、主として予算管理や在庫管理を担っており、そこにAIやビッグデータを掛け合わせることで様々な活動支援を行っています。また在庫管理業務の一環として、自社通販サイトでのセール販売や実店舗でのアウトレット商品の販売に携わっています。

導入のきっかけ

アイデアの裏付けを探して。一緒にサービスを育てているような気持ちで利用

- DS.INSIGHTを使ってみようと思ったきっかけは何ですか?

石原様:
2020年6月の話ですが、当時はホームファッションを担当するMD(マーチャンダイジング)部隊におり、ちょうどコロナ禍で市場調査になかなか行けない時期が続いていたこともあり、自宅や職場にいながら気軽に世の中にない商品やお客様の困りごと、ユーザーのニーズやインサイトが見られるツールを探していたときにこのツールに出会いました。私たちにはアイデアがあるのですが、それが本当に売れるのか、どれぐらい検索されているのかという情報を探しており、その裏付けとしてDS.INSIGHTがいいのではないかということで使ってみることにしました。

- 4年以上使っていただきありがとうございます!
継続いただいているポイントはどんなところにありますか?

石原様:
ユーザーのニーズに合わせてどんどん進化していっていることがよいと思っています。
Placeも当初はこのような形ではなかったですし、Persona、Journey(時系列キーワード)など、「こういう機能がほしい!」と担当者に要望を伝えたら頑張って実装してくれたので、一緒にサービスを育てているような感覚を個人的には持っています。
公開前のβ版を試験的に使った際もいろいろと協力できたのではないかと思っていて、共につくっている気持ちでおります。

- ありがとうございます!社内ではどのような方が利用しているのでしょうか?

石原様:
商品開発やカタログ企画をしているメンバーを中心に販促やマーケティング担当などいろいろな部署で使ってくれています。
最初は利用する人は自分のまわりだけで、急速には広まりませんでした。複雑そうに思われてハードルが高かったのだと思います。ですので、興味はあるけれど使い方がわからないという人たちに「これを使えるとこんなことができる」という講習を開き、それがきっかけで広まっていったと思います。

簡単で便利だということが徐々に伝わっていき、今では、身近な先輩や同僚が使っているのを見て「何それ?」という感じで利用者が増えていきました。

活用方法

「〇〇駅や〇〇エリアと比べるとこのぐらい」
なじみのある場所を比較対象に出店場所や品ぞろえを検討

- DS.INSIGHTをどのように活用されていますか?

石原様:
まず商品開発やカタログ企画では日常的に活用しています。珍しい使い方として最近では、お客さまの顔や生活をイメージしやすいように、土地勘のないエリアの調査に使わせてもらいました。
元々、大阪でアウトレット店舗を運営していたのですが、他の場所でも増やせないか検討していたところ、他部署から東京での出店の話があがりました。
ただ、本社が大阪であり、私も東京に住んでいたわけではないので、まずはどういうエリアなのかを調べようと、今までは使っていなかった「Place」を使ってみることにしたんです。
実際に商品を選ぶために、その場所にどういうお客さまが来るか、年齢層はどれくらいでいつ来そうなのかといったことを、データを見ながら他部署と一緒に議論することができました。

たとえばその地域の特徴を大阪と比較し、年齢層や来店頻度は〇〇エリアと比べると何%ぐらいポテンシャルがあるなど、商品を選定して送る大阪在住のメンバーがわかりやすいように知っているエリアの情報に置きかえて伝えていました。
実際に東京の店舗を知るメンバーの感覚値と我々がデータからみた視点とを照らし合わせて、近かった・事実と少し違ったなど、DS.INSIGHTを通じて同じ目線で会話を進められました。

DS.INSIGHT Place 地域比較(年代別)
DS.INSIGHT Place 人口推移(日単位/時間単位)
石原様:
店舗担当者とは週次で定例を行っているのですが、店舗の方は自店舗での経験や感覚をもとに提案し、私のチームはデータなどをもとにして一緒に議論しています。DS.INSIGHTでニーズを把握し、クリスマスイベントのニーズがいつから始まるのか、以前は「〇〇コーデ」がよく検索されていたが最近はネットでも検索数が減ってきているから次は違う提案を行ってみないか?などといったことを話しています。

効果/成果

ピークに合わせた商品提供が可能に!

- DS.INSIGHTを活用して見えてきた成果はありますか?

石原様:
実際の売上データを見て、この曜日のこの時間は弱いのかもしれないということで、Place地域詳細の人口マトリックスで曜日や時間帯、性別を見て、女性客と相性のよい日時を探ったりもしました。加えて検索ボリュームから関心が持ち上がる時期を予測することで、ピークに合わせて商品を積んでいくことができたことはよかったと思っています。

企画が悪いのか、それともDS.INSIGHTを見て、もうトレンドがないのかということがわかったらイベントの替え時という判断ができます。また、たとえば実際に感じる気温と検索結果が近かった場合、もう少し粘ったらまだ売れるかもしれないといった判断材料にもなりました。

DS.INSIGHT Place 人口マトリクス

今後の展望

たくさんの方々がDS.INSIGHTを使いこなす世界を目指す

- DS.INSIGHTに対するご要望はありますか?

石原様:
Placeに表示される属性ですが、年齢層だけではなく、世帯についての情報などがあるとさらにうれしいです。また、時系列キーワードでどういうきっかけでその検索に至っているのか、カテゴリーごとにわかるとよいですね。それこそDS.INSIGH内 で購買行動の流れ(AIDMA)のようなものが可視化されたらすごく面白いと思います。 その他、最近機能追加されたAIの考察もとても役立っているので、さらなる進化も期待しています。

石原様の画像
- 今後、やってみたいことを教えてください

石原様:
目指しているのは「アート・アンド・サイエンス」の浸透。つまり右脳と左脳をバランスよく使いこなせる組織です。よくあるのがデータだけに頼り過ぎて凡庸なアイデアになってしまうケース。だからと言って感覚だけに頼ってしまってはリスクが大きいので、そこに裏付けを取って定量的にも確度が高いことを確認してから進むというステップを定着させていきたいと思います。その実現手段の一つとしてDS.INSIGHTも上手く活用していけたらなと思っています。データを毛嫌いしている人にこそ、DS.INSIGHTをどんどん使ってほしいですね。

- 貴重なお話をありがとうございました。
※本記事の内容は公開日時点の情報です。
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