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活用事例:岐阜県大垣市

活用事例

岐阜県大垣市

民間ビッグデータ活用への挑戦~大垣市役所の取り組み~

ニーズ調査 データ裏付け データ教育

自治体行政におけるデータ活用はどのように進めればよいのでしょうか。実際に庁内のDS.INSIGHTの普及を促進されている、大垣市役所企画部情報企画課情報政策グループの臼井俊介様、長谷川大祐様にお話を伺いました。

左から、長谷川大祐様、白井俊介様

多様化している行政課題の解決に向け、検索データと人流データを活用したい!

- 業務内容について教えてください。

臼井様:市民生活の利便性向上、行政の内部サービスの高度化・効率化を目指し、AIやRPA、ビッグデータといった先端技術の全庁的な利活用を推進しています。
また、デジタル技術を活用して市民一人ひとりが幸せを実感できる「スマートシティ大垣」を実現するために、令和4年度を初年度とする「大垣市スマートシティ推進計画」を策定しています。

- DS.INSIGHT導入の経緯について教えてください。

長谷川様:行政の施策を進めるにあたり、その根拠づくりや、実施事業の効果検証のために、ビッグデータを利活用する必要を感じていました。そのタイミングでヤフーさんとのご縁がありました。検索データも人流データも市単独では入手できません。特に人流データはコロナ禍で重要度が増していましたし、多様化している行政課題の解決に向けては、DS.INSIGHTが導入効果の高いサービスではないかという判断をして、導入するに至りました。

臼井様:検索データも人の興味関心の結果としてあらわれるデータなので、そういったデータを使うことで、行政の施策をより効果的に打てるのではと考えました。
ビッグデータの必要性や重要性を感じてはいたものの、行政の中でどう活用していけばよいのか迷っていた時期だったので、とてもよいタイミングでヤフーさんからお話をうかがうことができました。

- DS.INSIGHTに対する最初の感想はどういうものでしたか?

長谷川様:いざDS.INSIGHTに触れてみると、「こんなことが分かるんだ!」という驚きがありました。

臼井様:そういう「すごいなぁ」と思う反面、どうしてもデータの活用に慣れていないのもあり、どういうデータを出せばよいのかといった難しさも一方で感じましたね。

「ビッグデータってなに?」という庁内へ、DS.INSIGHTをどう導入すればよいのか

- 庁内への導入はスムーズに進みましたか?

長谷川様:導入当初は、庁内の雰囲気として「ビッグデータってなに?」という状態でした。そういうところに「DS.INSIGHTをつかいましょう!」と呼びかけても、なかなか理解は進まないだろうなぁという課題がありました。

臼井様:われわれは「よいツールだな」「使ってほしいな」と思って提供するのですけど、とはいえ「はいどうぞ!」とただツールを提供しても、やり方がわからない。まして、活用にあたっては通常業務がある中でのプラスの業務になってしまうので、そこにハードルがあるなと感じていました。

- その課題へはどう対処したのでしょうか?

長谷川様:そこで、ヤフーさんにも協力いただいて、全所属の職員対象に「ビッグデータの勉強会」と「DS.INSIGHTの説明会」を開催しました。そして、全所属に対してDS.INSIGHTのアカウントを発行して、実際に触ってもらえる環境を整備しました。
加えて、各部署で抱えている課題を募集しました。その課題に対して、情報企画課でDS.INSIGHTを使って分析を行い「こういう課題へはこういう分析ができるよ」という事例を共有しました。

臼井様:事例集は50ページにも及ぶ力作になりましたね。けっこう大変な作業でしたが、各部署の課題に対して「DS.INSIGHTで回答できること」を浮き彫りにすることができました。

- 庁内の反応はどのように変わりましたか?

長谷川様:少しでも興味を持って、使い始めようと思ってくれた職員が増えてきたと思います。「自分の部署ではどういうことができるのか」「こういうことはできないか」といった相談を受ける機会も増えてきました。庁内のデータ活用が劇的に増えた、ということではないのですが、データ活用の最初の一歩としてよかったと思います。

- 「相談してくれる」というアクションはうれしいですよね。どのような相談がありましたか?

長谷川様:例えば、都市計画を担当している部署からは、
「事業をすすめるにあたり、どのような人に訴求をするのがよいだろうか。」
「その対象を絞り込むになにか良い方法があるだろうか。」といった相談がありました。
また、災害防災の分野では、「警報が出た時に人の流れがどのようになるか。」といった相談もありました。

「期日前投票の設置場所」・「キッチンカー支援事業」に活用されたDS.INSIGHT

- 実際にDS.INSIGHTの活用に結びついた事例はありましたか?

長谷川様:昨年の衆議院選挙の際には、コロナ禍ということもあり、多くの市民が、期日前投票所を利用されました。今までは市役所でのみ開設していましたが、今回初めてショッピングモールに期日前投票所を開設しました。その時に「休日にはどこのショッピングモールに人がいるのだろうか」という分析を行い、その分析結果を期日前投票所開設場所の意思決定材料の一つとして活用しました。

- ほかにも教えてください。

長谷川様:コロナ禍のキッチンカー事業の支援の一つとして「公園などにテラス席を設置する」というものがあります。キッチンカーで買ったお弁当などを外で食べられるように、という取り組みなのですが、これも適当に公園にテラスを作ればよいというものではありません。例えば、「どのような人がキッチンカーに興味があるのか」「カフェを調べている人はどのような人なのか」といったことを分析したうえで、「こういう人ならテラス席に来てもらえるだろうから、そこをターゲットに訴求していこう」と活用しています。

- ご自身の部署ではどのように活用されていますか?

長谷川様:われわれの部署ではスマートシティ推進計画を進めていますが、市の現状と課題を分析する際に、「DXに関する興味関心」「大垣市とともに検索されているキーワード」を調査分析し、計画の内容に反映させています。

出典:大垣市スマートシティ推進計画

「DS.INSIGHTを使ってなにかできる!」と考えてもらいたい

- 今後、庁内での活用をどのように進めていきますか?

臼井様:自身の部署の課題に対して「データに基づいて解決できる可能性がある」ということをイメージしきれていない人がまだまだ多いな、というのが印象です。なにか課題がでてきた時に「DS.INSIGHTを使ってなにかできるかもしれないよね」と考えてもらえると良いなぁと思っています。

長谷川様:とはいえ、使ってくれる職員は徐々にですが増えてきてはいます。本当は観光部門が一番使ってもらえると思うのですが、昨今の新型コロナの影響でイベントの開催が減っているので、なかなか観光部門での活用につながっていない現状があります。今後、イベントも開催できるようになれば、観光部門でつかった事例を他部門にも展開していきたいと考えています。
事例を展開することで、最初は事例の模倣でもよいので「データを使って、こういうことが分かった!こういうことができた!」という成功体験を広げていきたいと考えています。なにか事業をやる場合には「データを使って事業の根拠を確立させる」という役所全体の意識を作っていきたいです。
これはヤフーさんのデータを使っていない話にはなるのですが、公共交通の部門で市が所有するデータに基づいてバスの路線を検討した、ということがありました。今までは「データを根拠に提案する」ということが少なかったので、こういった流れを作れたのも、われわれの取り組みの効果が表れはじめたのかなぁと感じています。

- ヤフーに期待することはありますか?

長谷川様:庁内にヒアリングすると「DS.INSIGHTを活用する事案がない」という回答が多いのが現状です。しかし、本当にないのではなく「自身の部署で活用できるイメージが湧いていない」ということだと考えています。そこは今後導入自治体が増えていくことで、ヤフーさんの方にも事例がたまっていくと思うので、事例をぜひ横展開していただきたいです。やはり自身の部署で使える事例がなにか、というのはみんな興味があるところだと思います。

- 今後の展望をお聞かせください。

長谷川様:今後やりたいこととしては、「今月の人流マップ」や「今月のキーワードランキング」といったようなレポートを全職員が見られる環境に定期的にアップするということです。全員が見てくれるのは難しいにしても、何人かは見てくれて、ちょっとでも興味を持ってくれる職員は出てくると思うのです。地道な活動ですが、そういったところから庁内の雰囲気を変えていきたいですね。

- 臼井様、長谷川様ありがとうございました!

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