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導入事例:西川株式会社

導入事例

西川株式会社

老舗メーカーにおけるデータ活用のために、推進者が行った取り組みとは

カスタマー分析商社組織活用

マットレスや羽毛ふとん、枕など、寝具全般の製造・販売で知られる老舗寝具メーカーの西川株式会社。
DS.INSIGHTを導入し、全社的なデータ活用の実現に至った取り組みについて、デジタル戦略担当 長尾さつき様にお話を伺いました。

長尾 さつき様

老舗メーカーにおけるデータ活用

- 西川について教えてください

長尾様:創業1566年の寝具メーカーで、今年で455周年を迎えました。
マットレスや羽毛ふとん、枕などの寝具全般を扱っておりますが、それにとどまらず、これまで培ってきた睡眠に関する情報をSNSで発信したり、社内に日本睡眠科学研究所という研究機関を設け、最新の技術を製品に取り入れながら睡眠ソリューションを提供している会社です。
私はデジタル戦略担当として、主にSNSやコーポレートサイト、ブランドサイトなどの運営に携わっております。

DS.INSIGHTは、誰もが使えるツールだと感じた

- DS.INSIGHTご利用のきっかけをお教えください。

長尾様:全社的なデジタルやデータの活用について考える「デジタル戦略」という部署を2020年8月に発足しました。それまでは、部署ごとに個別には取り組んでいたようですが、全社共通でデータを可視化するようなツールを持っておらず、また、老舗ということもあり、データの活用や普及のノウハウもありませんでした。そのような中でDS.INSIGHTを知りました。
DS.INSIGHTは、検索したいキーワードを入力すると簡単に結果が出てくるので、誰もが使えるツールだと感じました。最初、データを取り扱うことに抵抗を感じたとしても、実際のデータを見てみると、「販促で使えそう」「サイトづくりに生かせそう」という気づきを得られる実感が持てたので、導入を決めました。

最初に利用されたメンバーが各部署内でのインフルエンサーに

- 導入後に取り組まれたことについて教えてください。

長尾様:最初は、各営業部内の企画部隊や、商品開発に携わるデザイン企画室のメンバーに必須でライセンスを発行しました。そのように、まずはツールの推進役であるデジタル戦略担当の中で活用してくれそうなイメージが湧いたメンバーに対して、DS.INSIGHTでできることを伝えたり、ヤフー社から提供されたマニュアルや操作動画を共有し、「もし興味があればご連絡ください」とメールを送ったところ、声がけした全員から利用したいという返信をもらいました。そこから、最初に利用したメンバーの方たちが各部署内でのインフルエンサーとなって、口コミで広がっていき、「ヤフーさんのツールを使いたいです」と私宛に連絡がくるようになりました。

検索データを店頭VPや商品開発に反映

- 社内でのご利用状況はいかがでしょうか?

長尾様:デジタル戦略は各営業部との打ち合わせが多い部署なのですが、その打ち合わせの中で、どのような用途でDS.INSIGHTを使っているか詳細にシェアしてもらうことがあります。つい先日も、必ず週次でキーワードを決めて検索をして、販促のヒント探しに使っていると教えてくれた方がいました。たとえば、「新生活」というキーワードの検索推移を見て、どの時期に検索ボリュームが増えているか確認したりして、店頭の一番目立つ場所のVP(Visual Presentation)に反映したそうです。店舗は変化がないとお客様に興味を持たれなくなってしまうので、データを活かしてVPを週次で変更するようにしているとのことでした。
また、商品開発の部署でも活用されています。コロナ禍が続く中、寝具は直接肌に触れるものですので、「消臭」や「抗菌」といったワードがかなり注目されています。そういったキーワードと一緒にどんな検索がされているか「共起キーワード」で可視化して、ターゲットやペルソナの設定を行っています。枕やタオルケットなど、複数の展開商品がある中で、キーワードと商品の適切な掛け合わせを考える際に有用なツールであると感じています。

ツールを使う側の経験を生かした環境づくり

- 導入から浸透まで、とてもスムーズに進んだ印象ですが、どのような点がよかったと感じていますか?

長尾様:私自身、現在の部署に異動してくるまでは営業部におりました。営業部内で使用しているツールがPCに入っていましたが、それが何のために入っているのかわからなかったり(笑)ツールを使う側としてそうした経験があったので、まずは確実に使ってくれそうな人を見つけて、その方たちが使いやすい環境づくりをした点が大きかったと思います。全社的に同じ業務ツールを導入する取り組み自体が初めてで、100%全員に使ってもらえているとは言えませんが、全部署の中で数人の方に使ってもらえて成果を出している状態になっているので、今後どんどん活用を広げていけるよう引き続き取り組んでいきたいと思います。

- 今後の展望について教えてください。

長尾様: 社内コミュニティを構築していきたいです。DS.INSIGHTの活用促進の場にもなりますし、デジタル戦略として発信したい内容もそういったコミュニティを通して伝えていければと。また、本日のお話ししたような社内での成功事例をまとめて、全社に共有することで、活用してもらえる場面が増えたり、新たにツールを使いたい方を一人でも多く増やせると考えています。

※本記事の内容は公開日時点の情報です。
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