導入事例:株式会社ローソン・ユナイテッドシネマ
豊富な自社データに「属性」や「感情」をプラス
クライアントとともにデータでエンタメ業界を盛り上げたい!
カスタマー分析
コンサル
効果検証
- 株式会社ローソン・ユナイテッドシネマ マーケティング本部デジタルマーケティング部
- 左:荒木 祐介様 右:椎葉 友希様
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効果検証
目次
導入企業様について
株式会社ローソン・ユナイテッドシネマは、複合型映画館「ローソン・ユナイテッドシネマ」「ユナイテッド・シネマ」「シネプレックス」の出店・運営を行うとともに、デジタル広告のプランニング・配信・効果測定も展開されています。
今回は、マーケティング本部デジタルマーケティング部の荒木様と椎葉様にお話を伺いました。
今回は、マーケティング本部デジタルマーケティング部の荒木様と椎葉様にお話を伺いました。
「3つの購買データ」を持つ強みを活かして
- 担当されている業務について教えてください。
椎葉様:
ローソングループでは、シネマコンプレックスの「ローソン・ユナイテッドシネマ」「ユナイテッド・シネマ」「シネプレックス」、エンタメ商品のECサイト「HMV」、プレイガイド「ローチケ」というエンタメを中心とした3つの購買データを一元管理していて、これらを活用して広告配信を行っているのですが、私はその部署で広告提案を担当しています。
我々の広告配信の強みとしては、各エンタメから得られる3つのデータを横断して使えるところが最大のメリットです。
荒木様:
私は同じ部署で広告の運用を担当しており、管理画面で広告の調整を行うほか、プランニングや効果測定も行っています。
椎葉様:
ローソングループでは、シネマコンプレックスの「ローソン・ユナイテッドシネマ」「ユナイテッド・シネマ」「シネプレックス」、エンタメ商品のECサイト「HMV」、プレイガイド「ローチケ」というエンタメを中心とした3つの購買データを一元管理していて、これらを活用して広告配信を行っているのですが、私はその部署で広告提案を担当しています。
我々の広告配信の強みとしては、各エンタメから得られる3つのデータを横断して使えるところが最大のメリットです。
荒木様:
私は同じ部署で広告の運用を担当しており、管理画面で広告の調整を行うほか、プランニングや効果測定も行っています。
導入のきっかけ
自社データの裏付けになる一歩踏み込んだ情報を求めて
- DS.INSIGHTを導入しようと思ったきっかけは何ですか?
椎葉様:
今まで「このプロモーションに対して弊社のこの商品の購買データがマッチしている」という根拠の資料がなく、データの裏付けとなる情報がないかを探していたときにDS.INSIGHTを見つけたんです。
荒木様:
エンタメやレジャーの場合、足を運ぶ前に検索する人があまりいないため、データとして得られることが少なくインサイトがわかりにくいという課題感がありましたが、実は前職でDS.INSIGHTを使っていたので、前後の長めの期間を「時系列キーワード」で分析することで気づきが得られるのではないかと思っていました。
検索データとしては唯一無二で、他社のツールでは検索ボリュームなどしか得られないんですよね。エンタメやレジャーは定性データからヒントを得ることが多いため、定性データについてのデモグラフィック(属性)など一歩踏み込んだ情報まで得られることは相性がいいと感じています。
- DS.INSIGHTを実際に使ってみていかがでしたか?
椎葉様:
こんなに裏付けができる分析ツールがあるのかと驚きました。「時系列キーワード」をよく使うのですが、前後に何をしていたのかが可視化されて非常にわかりやすいですし、検索行動や、他にどういう検索傾向を持っているのかなどを調べられると提案の幅がとても広がるんですよね。
荒木様:
私が他社ツールとの対比で重要視しているのが「感情部分が読み取れる」ということです。
「時系列キーワード」や「共起キーワード」で探っていくとユーザーの感情部分が見えてきて、そこにフォーカスした表現や対象を検討できるというのはすごく優位性があると思います。
椎葉様:
今まで「このプロモーションに対して弊社のこの商品の購買データがマッチしている」という根拠の資料がなく、データの裏付けとなる情報がないかを探していたときにDS.INSIGHTを見つけたんです。
荒木様:
エンタメやレジャーの場合、足を運ぶ前に検索する人があまりいないため、データとして得られることが少なくインサイトがわかりにくいという課題感がありましたが、実は前職でDS.INSIGHTを使っていたので、前後の長めの期間を「時系列キーワード」で分析することで気づきが得られるのではないかと思っていました。
検索データとしては唯一無二で、他社のツールでは検索ボリュームなどしか得られないんですよね。エンタメやレジャーは定性データからヒントを得ることが多いため、定性データについてのデモグラフィック(属性)など一歩踏み込んだ情報まで得られることは相性がいいと感じています。
- DS.INSIGHTを実際に使ってみていかがでしたか?
椎葉様:
こんなに裏付けができる分析ツールがあるのかと驚きました。「時系列キーワード」をよく使うのですが、前後に何をしていたのかが可視化されて非常にわかりやすいですし、検索行動や、他にどういう検索傾向を持っているのかなどを調べられると提案の幅がとても広がるんですよね。
荒木様:
私が他社ツールとの対比で重要視しているのが「感情部分が読み取れる」ということです。
「時系列キーワード」や「共起キーワード」で探っていくとユーザーの感情部分が見えてきて、そこにフォーカスした表現や対象を検討できるというのはすごく優位性があると思います。
活用方法
ペルソナ作成の時間を大幅に削減!ターゲット選定にも活用
- 社内ではどのように活用されていますか?
荒木様:
実は初めて使ったとき「Persona」が本当に画期的で腰を抜かすほど驚きました!どういう人に何をどうアプローチしていくかの「どういう人に」の部分はプランニングが難しく、いろいろなデータを出して情報をつなげて人物像を作りあげてもピントが合わないということがあり苦労していたのですが、それが簡単に出るじゃないですか!
大型案件の場合、想定するターゲットが複数にわたることもありペルソナ作成に1週間かかるケースもあったのですが、それが2~3日で済み、担当メンバーで主要なキーワードを出して決めるということがサクッとできるようになり、たくさん感謝されました。
椎葉様:
最近、あるキャラクターのプロモーションがあったのですが、どんな人がそのキャラクターを好きなのか、社内データだと全くわからなかったんです。ところが「時系列キーワード」を見てみると、そのキャラクターを調べた日の前後に具体的なキャラクター名がいくつか出てきて、まさにそういう商品を買っている人をターゲットにしていこうということで1時間でプランニングができ、納得感の高い資料を作成して提案できました。
荒木様:
実は初めて使ったとき「Persona」が本当に画期的で腰を抜かすほど驚きました!どういう人に何をどうアプローチしていくかの「どういう人に」の部分はプランニングが難しく、いろいろなデータを出して情報をつなげて人物像を作りあげてもピントが合わないということがあり苦労していたのですが、それが簡単に出るじゃないですか!
大型案件の場合、想定するターゲットが複数にわたることもありペルソナ作成に1週間かかるケースもあったのですが、それが2~3日で済み、担当メンバーで主要なキーワードを出して決めるということがサクッとできるようになり、たくさん感謝されました。
椎葉様:
最近、あるキャラクターのプロモーションがあったのですが、どんな人がそのキャラクターを好きなのか、社内データだと全くわからなかったんです。ところが「時系列キーワード」を見てみると、そのキャラクターを調べた日の前後に具体的なキャラクター名がいくつか出てきて、まさにそういう商品を買っている人をターゲットにしていこうということで1時間でプランニングができ、納得感の高い資料を作成して提案できました。
効果/成果
新たな層の獲得だけではなく、クライアントとの関係づくりにも一役
椎葉様:
今までは広告配信の際、たとえばガンダムだったらそのファン層に向けた配信を中心に行ってきたのですが、ガンダムを好きな人が他に何を好きかを調べてその人たちをターゲットに含めたところ、ライト層の獲得につながりました。もちろん獲得率はコア層(ファン層)がいちばん高いのですが、それに次いでライト層のクリック率も高かったので、提案先からはデータを使った配信をしてよかったと言われました。
弊社のデータと混ぜているためDS.INSIGHT単体での効果検証はできていないのですが、提案の肉付けとして使うことで受注につながることが多くなったと感じています。配給会社など何回か提案している企業から「毎回このデータをすごく楽しみにしています」と言ってもらえることが多く、私たちとしてもうれしいです。
今までは広告配信の際、たとえばガンダムだったらそのファン層に向けた配信を中心に行ってきたのですが、ガンダムを好きな人が他に何を好きかを調べてその人たちをターゲットに含めたところ、ライト層の獲得につながりました。もちろん獲得率はコア層(ファン層)がいちばん高いのですが、それに次いでライト層のクリック率も高かったので、提案先からはデータを使った配信をしてよかったと言われました。
弊社のデータと混ぜているためDS.INSIGHT単体での効果検証はできていないのですが、提案の肉付けとして使うことで受注につながることが多くなったと感じています。配給会社など何回か提案している企業から「毎回このデータをすごく楽しみにしています」と言ってもらえることが多く、私たちとしてもうれしいです。
荒木様:
あるテーマパークについて分析した結果、車で来ている人が多いのではないかという考察を経て車の興味・関心層に広告配信をしたらクリック率が改善したということもありました。
DS.INSIGHTをプランニング時に利用することで提案内容の説得力が増しますし、クライアントが思いもしなかった属性情報などのデータで盛り上がり、成約につながることが多いです。振り返りのときにもこのデータを出すだけで盛り上がるんですよね。クライアントとのリレーションづくりという点でも活用できています。
あるテーマパークについて分析した結果、車で来ている人が多いのではないかという考察を経て車の興味・関心層に広告配信をしたらクリック率が改善したということもありました。
DS.INSIGHTをプランニング時に利用することで提案内容の説得力が増しますし、クライアントが思いもしなかった属性情報などのデータで盛り上がり、成約につながることが多いです。振り返りのときにもこのデータを出すだけで盛り上がるんですよね。クライアントとのリレーションづくりという点でも活用できています。
今後の展望
データの民主化でクライアントと一緒に成長。さらには業界全体も盛り上げたい
- お客さまとの関係づくりにも役立てていただいているというのはうれしい限りです。今後、このように活用したいという展望はありますか?
椎葉様:
提案の幅を広げるための活用は増えているのですが効果検証がまだできていないので、「データに基づくプランニングでライト層の獲得ができる」などの形で広告効果として出せるようにしていきたいです。
荒木様:
映画業界やエンタメ業界は定量的なデータを見ていくという文化があまりなく、データを活用していた前職とのギャップを感じたこともありましたが、データをきちんと使いやすい形で伝える「データの民主化」はやっていきたいです。
弊社は「映画館」のイメージが強いため「広告代理店」としての顔はこれから作っていくところですが、そういう意味でも、データ活用でクライアントに価値を感じてもらい、一緒に成長していきたい。さらに、我々しか持ってない3つの購買データを使いやすい形にしてエンタメ業界に活用してもらい、業界全体が盛り上がることにつなげていけたらと思っています。
- 貴重なお話をありがとうございました。
※本記事の内容は公開日時点の情報です。