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続報:全国主要都市来訪者・往訪者推移指数の分析

事例・分析レポート
[アナリスト:池本 佳史]

ヤフー・データソリューションでは、4/20に全国の来訪者と往訪者の推計指数を一時的に公開し、同日に指数データを活用した分析レポートについても公開いたしました。
※全国の来訪者と往訪者の推計指数は2020年6月30日で公開終了いたしました。

指数公開後、初の週末を迎え推移にどのような変化があったか改めて分析してみました。
尚、本指数は対象となる地域の推定居住者ではない且つ地域外から入ってきた人を来訪者、対象となる地域の推定居住者且つ地域内から出ていった人を往訪者として日単位で推計し前年の同月同曜日の推計値と比較したものです。100が前年の同曜日と同水準と捉えることができます。

着目すべきポイントは、東京都など1都3県で「STAY HOME週間」を設けるなど全国的にGW自粛要請が出ている点、昨年のゴールデンウィーク(GW)は10連休と超大型連休であった点です。

はじめに「来訪者」推移について見てみます。GW開始後の4/25(土)以降の推移に着目します。



4/25(土)、 26(日)に着目すると、前年に比べ大きく減少が見え、自粛の影響がわかります。特定警戒都道府県の平均値で見ると4/25(土)は60ポイント、 26(日)は48ポイントとかなり低いスコアを記録しています。石川県や北海道は特に来訪者指数が低く、GWにおける観光地への移動が自粛されていることが推測されます。

4/27(月)は、昨年と異なり平日であるため通勤の影響からか、三大都市圏の主要地域(特に東京都、大阪府)の来訪者指数がぐんと伸びていることが見て取れます。


次に、「往訪者」推移について確認してみます。こちらもGW開始後の4/25(土)以降の推移に着目します。



どの地域も同様に前年と比較して大きく減少が見えます。最も低い往訪者指数を記録している地域は東京都で、4/25(土)に56ポイント、 26(日)に46ポイントでした。STAY HOME週間を設けるなどの施策の効果が現れていることが推測できます。
4/27(月)は、来訪グラフの考察と同様の理由で、往訪者指数の伸びが見られます。


下記は、一昨日4/26(日)の全国の「来訪者」指数を地図上にマッピングしたものです。


北海道、東北、甲信越、中国四国などの地域で、来訪スコアが著しく低いことが見て取れます。電車や飛行機の乗車率が著しく減少しているなどの報道にも見られるように、GW開始後では、帰省などの移動が自粛されていることがわかります。


同様に「往訪者」指数も一昨日4/26(日)のデータを地図上にマッピングしました。



全国的に移動を自粛しており、最低限の日常的な越境が数値として現れている為、全国的に同程度の往訪者指数の低下が見られると推測できます。


ヤフー・データソリューションでは、今後も新型コロナウイルス感染症対策やその影響の分析に役立てていただける調査レポートの発信を行っていく予定です。

※ 今回公開したデータを含め、ヤフー・データソリューションは、お客さまのデータを統計データとしたうえでデータの可視化や分析結果をご提供するサービスであり、個人を識別できるデータ (パーソナルデータ) については、お客さまから新たに同意をいただかない限り外部に提供することはありません。

※本記事の内容は公開日時点の情報です。
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