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本日公開した「全国主要都市来訪者・往訪者推移指数」の分析

レポート
[アナリスト 池本 佳史]

本日4月20日に一時的に公開した全国の来訪者と往訪者の推計指数について特定警戒都道府県の直近週を分析しました。
あわせて昨19日(日)の全国の来訪者・往訪者指数も掲載します。 尚、本指数はそれぞれの地域外から入ってきた人を来訪者、地域内から出ていった人の数を往訪者として日単位で推計し前年の同月同曜日の推計値と比較したものです。

特定警戒都道府県の直近週全体傾向
全体として日を追うごとに下降傾向にあります。土日に大きく減少。天候の要因も増減に大きく寄与しています。

往訪者推移指数
4/7(火)に非常事態宣言が適応された地域(東京など7都府県)において、4/7(火)以降の往訪者指数は、ほとんどが各日の平均値を下回っており、外出自粛の効果が表れていることが推測されます。 4/18(土)に往訪者推移指数がガクッと下がっており、これは休日ということもありますが、本州は雨天だった為に自粛の傾向が強まったのだと推測できます。

各地域において、翌4/19(日)は先週4/12(日)の指数と同程度のスコアを記録しましたが、東京都では先週4/12(日)の指数よりも6ポイントほど高かったことがわかります。東京都は最も前年比が低い地域であり、休日では前年比の5-6割ほどの往訪者推移指数であったりと自粛に対する意識は強いと見て取れますが、長期間の自粛により少々気の緩みが見え始めているのかもしれません。 また、最も前年比が高い地域は北海道でした。北海道は地理的な要因もありますが、3/19(木)に一度目の緊急事態宣言が解除されたことによる往訪の増加があったとも推測できます。



来訪者推移指数
北海道・石川県・京都府など、有名な観光地のある都道府県は来訪者指数は全体的に低い傾向にあります。
また、緊急事態宣言が4/17(金)に全国に適応された最初の週末である、4/18(土)・4/19 (日)の来訪者指数を見ると、4/18(土)は雨天であることも関係していますが、概ね先週よりも減少傾向にあります。

東京都の来訪者指数推移に着目すると一意な減少傾向にあるように捉えられますが、これは平日から他地域より先行して減っているためでもあります。 ひょっとすると、「自粛要請」による東京都への来訪者の減少率は、天候の影響を考えない場合、このあたりが底なのかもしれません。何れにせよ、個々人がより一層自粛への意識を強めていく必要があります。



全国来訪者指数


全国往訪者指数



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