ヒートマップで見る東京・大阪エリアの人出減少率

レポート
[アナリスト:池宮 伸次・田村 健]

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う度重なる自粛要請や緊急事態宣言などにより、駅や繁華街では人手が大きく減少しているところも見られるようになりました。その傾向を裏付けるような各種データも様々な形で発信されています。

ただ、その際よく取り上げられるのは東京駅や渋谷など主要なところが多く、その場合は関東エリア全体ではどうなのかを把握することが難しい場合もあります。そこで、1月と比較して週末の人出はどれほど減ったのか関東全体として把握するため、 1月26日(日)と4月26日(日)のメッシュごとの推定人口を比較して1以下(同数以下)に減少したエリアを可視化してみました。

なお、対象エリアは東京周辺と大阪周辺とし、メッシュ人口を一定数以下で足切りしておりすべてのメッシュが対象となっているわけではありません。また、増減率が1よりも増加しているエリアは可視化の対象外としています。

まずは関東と関西の減少率ヒートマップの全体感を見てみましょう。





上記の結果でもっとも特徴的なのは、減少率の高いメッシュが集まっているのは駅が多いということです。特に乗り入れなどが発生するような大きな駅ではその傾向が強いように見えます。またそれ以外でも中華街などの繁華街や、羽田空港、山下公園のような大きな公園あたりでもメッシュが集まっているように見えます。

次に、特に減少率が高いエリアを俯瞰的に見るため、80%以上減少エリアおよび40~80%減少エリアのみを抜き出してみました。









80%以上減少という非常に人出が減ったと思われるエリアについて、関東では東京駅や新宿、渋谷、池袋といった巨大ターミナル駅以外にも上野や浅草あたりでもメッシュの塊が見られます。
関西では梅田周辺や難波、天王寺のほか、新大阪や西宮駅あたりに塊が現れているようです。また、それに続く40〜80%のエリアでは、都心だけでなく郊外にかけてもメッシュの塊が現れていて、広域にて自粛の効果を見て取ることができます。


ヤフー・データソリューションでは、今後も新型コロナウイルス感染症対策やその影響の分析に役立てていただける調査レポートの発信を行っていく予定です。

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