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外出自粛要請下でのゴールデンウィーク関連の検索動向を分析

事例・分析レポート
[アナリスト 池宮 伸次]

今年もまもなくゴールデンウィーク(以下、GW)の時期となります。

例年であればGW直前のこの時期、国内・海外旅行や帰省、お出かけやバイトにとプランを立てたり予約をしたりと、楽しみにあふれる期間ですが、今年はまったく様相が異なってしまいました。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4月7日政府は緊急事態宣言を発令。その後、対象を全都道府県に拡大し不要不急の外出の自粛や、さまざまな業界に休業要請を求めるなど感染拡大阻止に向けて強力な措置を行いました。
そして、現時点でその対象期間は5月6日(水)までとなっています。つまりGW期間中は緊急事態宣言期間中であり、安倍首相も不要不急の帰省や旅行、県をまたいだ移動を絶対避けるように促しています。また観光地に人が集まらないようにも呼び掛けており、今年のGWは基本的に、自宅で過ごすということが強く求められる連休となります。

そのためか、今年のGW関連の検索は例年の傾向とかなり異なります。
例えば「ゴールデンウィーク 穴場」の直近2年間の検索数推移をみてみましょう。



「ゴールデンウィーク 穴場」といえばゴールデンウィーク直前の鉄板検索キーワード。 しかし、今年は緊急事態宣言が効いているのか、この時期になってもほとんど検索数は伸びていません。

このような検索キーワードはほかにもあります。






それ以外にも、「〇〇 観光」といった観光系、アミューズメントパークや映画館といった商業施設、この時期に毎年行われているイベント名なども休業や中止に伴い検索数が例年に比べて軒並み減少しています。 これらの検索傾向を見る限り、今年のGWは緊急事態宣言をうけたかなり強い自粛傾向が伺えます。

しかしそんな中で気になる検索の動きもあります。例えば「潮干狩り」というキーワード



こちらの検索数は去年並みとほぼ変わらぬ推移を描いています。

また、「ゴールデンウィーク キャンプ」に至っては


と例年よりも検索数が大きく伸びています。誰もいないところを求めて結果的に人が殺到して感染リスクが高まるようにならないよう、警戒する必要がありそうです。

では、今年に限って伸びているGW関連のキーワードはあるのでしょうか? その一つは、ゴールデンウィークを自宅でどうやって過ごせばいいのか、という悩み系です

「ゴールデンウィーク 過ごし方 コロナ」



今までにない事態、長期休みとなるGWを自宅で有効活用するための情報が今非常に求められていることがわかります。 そしてもう一つ多いキーワードがあります。それがゴールデンウィーク明けに関する事。

「ゴールデンウィーク明け 学校」



まだGWも始まっていませんが、多くの人がすでにGW明けに関心が向かっていることがわかります。 特に学校関連に関して気にしている人が多く、それ次第では休み明けの行動にも大きな影響が出るとみられ、一刻も早い先の情報が待ち望まれているようです。


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