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検索データから見る新型コロナに関する疑問・関心の移り変わり

事例・分析レポート

新型コロナウイルスの影響で2月末に政府から休校要請が出され、4月7日には緊急事態宣言が発令されました。

今回は、Yahoo!検索データから、新型コロナウイルスに関する人々の悩みを抽出・可視化し、時間軸と共に不安・悩みが変化する様子をレポートします。


まずは、2月16日における悩みの共起ネットワークです。

「新型コロナウイルス」を含んだ検索キーワードをすべて収集し、そこから疑問形を伴うキーワードだけを抜き出し、出現頻度が高い単語を結び付けた言葉のネットワークである「共起ネットワーク」を作成することで、悩みを可視化しています。


日本でも感染者が出始めた頃ですが、まだ関連情報も少なく、アルコール除菌や次亜塩素酸ナトリウムでの除菌効果、気温や湿度の影響などの調査から、旅行に行って大丈夫か、結婚式はどうするのが良いかといったような悩みが多いことがわかります。

次に、休校が始まり、軽症者については自宅待機が促された頃の3月13日のデータです。
花粉症や季節の変わり目ということも重なり、咳や熱が出ているがどうすればよいのかといった自身の症状への対策が増えてきた様子や、 経済全体の冷え込みに対する不安・疑問や、生活に直結した給付金や給料保障についてよく調べられています。

最後に、緊急事態宣言が出された当日、4月7日のデータです。この日は特に悩み・疑問に関する検索が多く見られました。

緊急事態宣言によって、美容院はどうなるのか、福祉施設・介護施設はどうなるのか、保育園はどうなるのかといった、施設や仕事により異なる対応についてよく調べられていることがわかります。また、国内での感染者数が増加したことで当初はあまり見られなかった初期症状に関する関心や、これまで出てこなかったPCR検査に対する関心の高さが伺えます。

ヤフー・データソリューションでは、今後も新型コロナウイルス感染症対策やその影響の分析に役立てていただける調査レポートの発信を行っていく予定です。

※本記事の内容は公開日時点の情報です。
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